経済常任委員会委員長報告 

 経済常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
 議案第111号 平成19年度岩国市一般会計予算
 本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、可決すべきものと決しました。
 議案第112号 平成19年度岩国市交通事業会計予算
 本議案は、慎重審査の結果、否決すべきものと決しました。
 請願第  3号 WTO・FTA交渉等に関する意見書の提出について
本件は、慎重審査の結果、その趣旨妥当と認め、採択すべきものと決しました。


 それでは審査の状況について御報告申し上げます。
 議案第112号 平成19年度岩国市交通事業会計予算の審査におきまして、
委員中から、交通局分営化後の交通局のあり方と正規職員の処遇等について、有識者を交えた検討委員会を立ち上げるとのことであるが、委員の構成や立ち上げの時期はどのように考えているのか、との質疑があり、
当局から、委員の構成については、副市長、交通局長、分営化後の新会社の代表取締役に加え、自治会・経済団体・労働団体・山口県バス協会からの推薦者をそれぞれ1名及び学識経験者2名程度を考えている。立ち上げの時期は、平成20年4月を予定しており、その後、約1年半かけて実質的な審議を行い、新会社の市民とのかかわり合い方を含めた、具体的な方針案をまとめていきたいと考えている、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、検討委員会の立ち上げについては、分営化を実施するに当たって、事前に行うべきであったと思うが、今後、立ち上げるのであれば、錦川鉄道や地域バス等も含めた、市全体の交通体系についても総合的に検討していく必要があるのではないか、との質疑があり、
当局から、御指摘の点については、市全体の交通体系に整合性を持たせることも考えており、必要に応じて、関係部署とも連携を図りながら進めてまいりたい、との答弁がありました。
本議案につきましては、討論において委員から、
「新会社の設立について、いつの時点で構想が出て、どのくらい検討したのかよくわからず、不明な部分が相当あることから、今後、十分検討して、来年度の当初予算で提案すべきであり反対」という意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成少数で否決すべきものと決しました。
 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
 以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。
 


6月定例会