経済常任委員会委員長報告
経済常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
認定第 1号 平成18年度岩国市交通事業会計決算の認定について
本件は、慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。
議案第125号 平成19年度岩国市一般会計補正予算(第1号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
議案第132号 平成19年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第1号)
議案第133号 平成19年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第148号 字の区域の変更について
以上3議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
議案第150号 平成19年度岩国市一般会計補正予算(第2号)
本議案は、慎重審査の結果、引き続き審査すべきものと決しました。
それでは審査の状況について御報告申し上げます。
議案第150号 平成19年度岩国市一般会計補正予算(第2号)の審査におきまして、
委員中から、町割りを含めた錦帯橋の世界遺産登録を目指す中で、歴史のある義済堂の跡地を購入するに当たり、事業計画や資金計画はどのように考えているのか、との質疑があり、
当局から、今回の跡地購入については、基本的に駐車場をメーンとし、将来的には特産品の販売など観光の拠点となる附帯施設を整備していくことを目的としており、土地を有効活用するためにも、これからしっかりと事業計画を立てて、できるだけ早いうちに示したいと考えている。財源については、まちづくり交付金等を含め、今後どういった財源が充当できるか、トータル的に検討してまいりたい、との答弁がありました。
続いて委員中から、駐車場として使用するのであれば、大型観光バスによる騒音や排気ガス等、周辺地域の方々に迷惑をかけることになるが、理解は得られているのか、との質疑があり、
当局から、御指摘の点は十分認識しており、今後、地域の方々の理解が得られるよう十分協議してまいりたい、との答弁がありました。
本議案につきましては、委員から 現在の河川敷の駐車場は、県の許可を必要とすることや、台風時等には利用できないといったこともあるため、観光地にとって駐車場の確保は重要であると考える。この点から、義済堂跡地は錦帯橋までの距離が約300メートルということで、条件的にも最適な場所であり、また、地域の方々からも、臥龍橋通りの周辺地域の活性化につながるので、ぜひ購入してほしいとの要望があることから賛成、という意見と
唐突な提案のされ方であり、審議をする時間も少なく、将来のまちづくりの方向性を示した説明資料も提出されず、熱意が感じられない。土地を購入する前に地域住民と協議をするべきであり、説明責任が果たされていない。大変厳しい財政状況の中での購入であり、市の歳入に結びつくような地域経済、観光産業を活性化させる方策も考えるべきであるが、事業計画や収支計画等が不透明である、という意見がありました。
いろいろ疑義のあるところがあり、もう少し検討を要するため、調査研究という意見が出されましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で引き続き審査すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。
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