建設常任委員会委員長報告
建設常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
認定第 2号 平成18年度岩国市水道事業会計決算の認定について
認定第 3号 平成18年度岩国市工業用水道事業会計決算の認定について
以上2件は、慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。
議案第125号 平成19年度岩国市一般会計補正予算(第1号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、可決すべきものと決しました。
議案第134号 平成19年度岩国市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第141号 岩国市水道条例の一部を改正する条例
議案第144号 権利の放棄について
議案第145号 損害賠償の額を定めることについて
以上4議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、可決すべきものと決しました。
それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第125号 平成19年度岩国市一般会計補正予算(第1号)のうち、当委員会所管分の審査におきまして、土木費に関しまして、
委員中から、国による岩国南道路を初め、それに関連する県道、市道や牛野谷のポンプ場の、事業の完了時期等について質疑があり、
当局から、岩国南道路、都市計画道路牛野谷線、門前線及び市道牛野谷町33・44・45号線については平成19年度末、市道牛野谷町29号線は平成20年度末を完了予定とし、牛野谷の放流ポンプ場については平成20年の秋の供用開始を予定している、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、愛宕地区においては、これらの主な公共事業について、毎年3月下旬に、国・県・市の合同説明会が開催され、事業の進捗状況などの説明を受けているところであるが、説明内容に変更があったものは直ちに知らせる機会を設けてほしいとの要望があることについては、どのように考えているのか、との質疑があり、
当局から、御要望をいただいた地域については、地元への報告等に関して、今後、県と調整してまいりたいと考えている、との答弁がありました。
本議案のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第134号 平成19年度岩国市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)の審査におきまして、
委員中から、尾津処理区の下水道整備については、事業実施の契機となった愛宕山地域開発事業が中止になったことや、第1期の処理人口は、既存の専用下水道で対応が可能な梅が丘団地、トーヨド団地を除くと、わずか百数十人にしかならないことなどから、現在の大変厳しい財政状況を考えると、平成21年度供用開始に向け急いで事業を進める必要はないのではないのか、との質疑があり、
当局から、公共下水道事業は公共水域の水質改善を目的としており、中止が決定した愛宕山地域開発事業のためだけに事業を実施しているわけではなく、既存住宅等の水質改善は必要であることや、本市における下水道普及率は現在約24.4%で、他市との比較においても大変低いことから、数値目標を掲げ、今後とも精力的に取り組まなくてはならない事業であると考えている。また処理区における尾津浄化センターは一定の水量がないと汚水処理が行えないので、水量を得るために梅が丘団地、トーヨド団地の汚水を取り込むものである。今後は面整備に取りかかっていくことになるが、これまでに比べ予算面の負担は減ることになるので、費用対効果の点で、確実に普及率に反映できるような投資金額で整備を行っていけるものと考えている、との答弁がありました。
本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第144号 権利の放棄についての審査におきまして、
委員中から、本議案には債務者の氏名が掲載されているが、公にされることはいかがなものか、との質疑があり、
当局から、確かに委員御指摘の問題点は認識しているところではあるが、法的にはこうした取り扱いとなる。しかしながら、他市においては、条例に規定を設けることで、管理者の権限により、権利を放棄する方法がとられているところもあり、現時点では、現行の形での手続を考えているが、将来的には条例化も視野に入れて検討を行ってまいりたい、との答弁がありました。
本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、建設常任委員会の審査報告を終わります。
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