建設常任委員会委員長報告
建設常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
議案第77号 岩国市営住宅条例等の一部を改正する条例
議案第78号 岩国市営改良住宅条例の一部を改正する条例
議案第80号 岩国市公共下水道根幹的施設の建設工事委託に関する協定の一部変更について
議案第82号 損害賠償の額を定めることについて
以上4議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第77号 岩国市営住宅条例等の一部を改正する条例の審査におきまして、
委員中から、今回の条例改正は、市営住宅における暴力団員を排除できるよう、規定の整備を行うものであるが、その一方では、空き家が多く見受けられる。現在、市営住宅の空き家は何戸あるのか、との質疑があり、
当局から、本年4月1日現在で、2,159戸の市営住宅うち、
252戸が空き家となっている、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、空き家の中には、大幅なリフォームを必要とするものもあり、相当の費用がかかることから、厳しい財政面において、すべてに対応できていない現状であると思われるが、どういった状況であるか、との質疑があり、
当局から、住宅の入居者募集をかけ、応募があったところについてはリフォームをして、入居していただいているが、応募がなかったところは先送りをしている現状である、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、市営住宅は、住宅に困窮している方が入居されるものであるが、リフォームが難しいため、次の希望者が入居できない事態も生じている。こうしたことから、すべての住宅が使用できるように予算措置をするなど、早急な対応を強く求める、との意見がありました。
本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、建設常任委員会の審査報告を終わります。
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