総務常任委員会委員長報告 

  総務常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
議案第73号 岩国市市政市民会議条例の一部を改正する条例
議案第74号 岩国市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例
議案第79号 し尿処理施設敷地造成工事請負契約の一部変更について
議案第81号 不動産の取得について
議案第83号 岩国市の区域内に新たに生じた土地の確認について
議案第84号 町の区域の変更について
議案第85号 字の区域の変更について
議案第86号 字の区域の変更について
 以上8議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、可決すべきものと決しました。
請願第 5号 錦川清流線ダイヤ改正について
 本件は、引き続き審査すべきものと決しました。

 それでは、審査の状況につきまして御報告いたします。
 議案第73号 岩国市市政市民会議条例の一部を改正する条例の審査におきまして、委員中から、このたび分野別市民会議を6から4に見直しをするに至った理由は何か、との質疑があり、当局から、最近の分野別市民会議における開催回数及び審議件数にばらつきが生じていることから、より効率的に審議を行うため、組織を統廃合し、見直しを行うものであるとの答弁がありました。
 これを受けて、委員中から、この見直しに伴い、委員の構成はどのように考えているのか。また、現在委嘱されている委員の任期はどのようになっているのか、との質疑があり、当局から、委員の構成については、現在の規定では12人以内で組織し、必要に応じて5人を増員できるように定めており、これを変更する予定はない。現在の委員の任期については、ことしの9月末となっていることから、公募委員を7月の広報紙等により公募し、10月1日には、新たな委員の委嘱ができるよう準備を進めてまいりたいとの答弁がありました。本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第81号 不動産の取得についての審査におきまして、委員中から、借地となっている学校用地が多数ある現状においては、その解消のために取得する必要が生じてくることが想定されるが、用地購入に当たっては、もともとの現況やその後の造成費等も考慮すべきではないかとの質疑があり、当局から、土地の鑑定評価においては、規模や借地権の割合等も加味されていると聞いている。今後においては、御指摘の点も踏まえ、財源確保に留意しながら、学校施設の安定的運用に資するため、借地解消に向けて努力してまいりたい、との答弁がありました。
 これを受けて、委員中から、このたびの土地の鑑定評価を依頼したのは、市外の不動産鑑定業者1社と聞いているが、地元企業の育成の観点から、また、適正な購入金額を算定するためにも、2社以上の市内の業者に鑑定を依頼すべきではなかったのかとの質疑があり、当局から、このたびは大手の不動産鑑定業者1社に鑑定を依頼したわけであるが、不動産評価においては、御指摘の点を踏まえ、購入金額等を考慮し、必要に応じて2社以上から見積もりを徴収するなど、今後においてはしっかりと対応してまいりたいとの答弁がありました。本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
次に、議案第83号 岩国市の区域内に新たに生じた土地の確認について、及び、議案第84号 町の区域の変更についての審査におきまして、それぞれ討論において、一部委員から、今回の埋立確認で公有水面埋立工事が完了し、すなわち竣功したことになる。基地の沖合移設が、騒音の軽減、墜落の危険防止という当初の目的に反して空母艦載機が配備されようとしており、承認することができないので反対との意見がありましたので、それぞれ挙手により採決した結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。
 なお、その他の案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
 以上で、総務常任委員会の審査報告を終わります。


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