経済常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
議案第116号 平成21年度岩国市一般会計補正予算(第4号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
議案第122号 平成21年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第2号)
議案第123号 平成21年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第2号)
議案第124号 平成21年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第138号 岩国市交通事業の設置等に関する条例及び岩国市乗合自動車等使用
料条例の一部を改正する条例
議案第139号 岩国市美川地底ホール条例を廃止する条例
議案第140号 指定管理者の指定について
以上6議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第138号 岩国市交通事業の設置等に関する条例及び岩国市乗合自動車等使用料条例の一部を改正する条例の審査におきまして、
委員中から、11月1日に行われた市営バスのダイヤ改正について、不便になったとの利用者の声が多いが、分社化による乗務員の分散が原因で便数を削減したためではないか。利用者の要望や実態を調査しているのか、との質疑があり、
当局から、通勤、通学などのバス利用者の実態調査については、毎年6月に4回に分けて実施しており要望等の把握に努めている。今回のダイヤ改正は、乗務員数の問題によるものではなく、バスの利用実態に合わせた改正であり、交通局の赤字削減のためにも御理解を願いたい、との答弁がありました。
続いて委員中から、高速バスの運賃収入について、防長交通株式会社とどのように案分しているのか、との質疑があり、
当局から、広島から岩国の区間は等分し、岩国から大島の区間は、交通局1に対し、防長交通1.4の割合で案分している。1対1.4という割合は、共同運行と防長交通単独運行の1便当たりのそれぞれの運賃収入をもとに算出している、との答弁がありました。
次に委員外議員から、国による事業見直しが今後の交通事業に大きく影響する可能性があり、新会社の運行実態もない現時点において条例改正を行うのはなぜなのか。状況をしっかり見てからでも遅くないのではないか、との質疑があり、
当局から、現時点において条例改正を行わなければ直ちに業務に支障を生ずるというわけではないが、来年4月1日から高速バス事業を新会社に移管することと、条例との整合性をとるために改正するものである。今委員会でいただいた御提言を肝に銘じ、バス事業存続のために邁進してまいりたい、との答弁がありました。
本議案につきましては、討論において一部委員から、
「新会社の運行実績がない現時点での条例改正は時期尚早である。安定的な運行を開始した時点での改正か、交通局の廃止に伴う条例の自然消滅で十分であり、反対」
という意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。
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