建設常任委員会委員長報告 

 建設常任委員会に付託されました事件について、
審査した結果を御報告いたします。

 議案第 1号 平成21年度岩国市一般会計補正予算(第5号)
議案第15号 平成22年度岩国市一般会計予算
以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、
原案妥当と認め可決すべきものと決しました。

議案第 5号 平成21年度岩国市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第3号)
議案第10号 平成21年度岩国市公共下水道事業特別会計
補正予算(第3号)
議案第12号 平成21年度岩国市水道事業会計補正予算
(第3号)
議案第13号 平成21年度岩国市工業用水道事業会計補正予算
(第2号)
議案第22号 平成22年度岩国市農業集落排水事業特別会計予算
議案第29号 平成22年度岩国市公共下水道事業特別会計予算
議案第30号 平成22年度岩国市小規模下水道事業特別会計予算
議案第32号 平成22年度岩国市水道事業会計予算
議案第33号 平成22年度岩国市工業用水道事業会計予算
議案第44号 岩国市都市公園条例の一部を改正する条例
議案第45号 岩国市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する
条例
以上11議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。

それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第15号 平成22年度岩国市一般会計予算のうち、
当委員会所管分の審査におきまして、土木費の幹線道路対策費に関し、
 委員中から、岩国大竹道路・山手トンネル建設予定地の地質等について質疑があり、
 当局から、当該トンネル建設予定地の地上部分は、山を削り、谷を埋め立てて造成した団地と伺っている。
団地の北側には、県が土石流危険渓流に指定している区域もあるが、地表部を除いては比較的堅固であり、岩国断層もトンネル建設予定地から二、三キロメートルは離れていると考えられる、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、市は事業の推進を図っているが、住民には強引に事業を進めているという印象を与えている。
地元住民の不安を解消するため、地盤に適したトンネル工法の検討や、工事に対する安全性からも公平中立な立場で評価する第三者機関の設置など、具体策を考えるべきではないか、との質疑があり、
 当局から、軟弱地盤にも実績のあるシールド工法等を検討したり、周辺環境への影響を評価したりするには、詳細な地質調査が必要であるが、今日まで調査開始のための地元住民の同意は得られていない。
地元住民の安心・安全のために行う調査の必要性について、丁寧で誠意ある説明を続け、事業の推進に御協力いただけるよう、協議会等の設置にも前向きに取り組んでまいりたい、との答弁がありました。

本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

次に、議案第32号 平成22年度岩国市水道事業会計予算の審査におきまして、
委員中から、昨年夏に由宇地区の水道から出た赤い水の問題について、再発を未然に防ぐための対策はとられているのか、との質疑があり、当局から、夏場にかけて赤い水が発生する可能性の高いことから、除マンガン装置の工事を既に発注しており、6月末までには完成する見込みである。この装置が完成すれば、
原水に含まれるマンガンや鉄などを除去することができ、きれいな水道水の安定供給が可能と考えている。
施設稼働後も配水管内部に付着しているマンガン等がはがれ、一時的には赤い水が出ることも考えられるが、その場合には夜間の洗管作業で対応してまいりたい、との答弁がありました。
本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
 以上で、建設常任委員会の審査報告を終わります。


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