経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。
認定第 1号 平成21年度岩国市一般会計歳入歳出決算の認定について
本件のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。
認定第 12号 平成21年度岩国市観光施設運営事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
認定第 13号 平成21年度錦帯橋管理特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 14号 平成21年度岩国市市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 17号 平成21年度岩国市交通事業会計決算の認定について
以上4件は、慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。
議案第100号 平成22年度岩国市一般会計補正予算(第1号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
議案第109号 平成22年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第1号)
議案第110号 平成22年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第1号)
議案第111号 平成22年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第1号)
以上3議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
認定第1号 平成21年度 岩国市一般会計歳入歳出決算の認定についてのうち、当委員会所管分の審査におきまして、
農林水産業費のガス化発電施設整備事業に関し、委員中から、本事業の実績について質疑があり、当局から、平成21年度は稼働日数が161日で、間伐材等をチップとした森林バイオマスを1,095トン使用し、発電量は23万6,967キロワット、熱供給量は10万2,825キロワットであったとの答弁がありました。
これを受けて委員中から、稼働日数が1年の半分にも達していない理由について質疑があり、
当局から、本事業は地域の間伐材を有効活用するために取り組んでいるものであるが、稼働日数は間伐材の搬入量に影響を受けるため、こうした日数になった。今後は、杉やヒノキに加え、竹の搬入も計画しており、本年2月24日にはチップ化した竹を原料とした運転を試験的に行ったが、投入口に原料が固まって引っかかるなどの問題が発生し、安定的な運転はできなかった。
ただし、これは竹のみを原料とした場合であり、今後は木材のチップと混合して使用するなどの研究をして、改善を図っていきたいとの答弁がありました。
続いて委員中から、採算のとれる事業とするためにはしっかりとした目標を定める必要があると思うが、現在の目標はどのようになっているのかとの質疑があり、
当局から、発電については、利用率が100%となっているが、熱利用については100%に達していない。新たな熱利用の方法について研究し、熱利用率の向上を図りつつ、1年で310日程度の稼働日数に持っていくことを目標としている。これを達成できれば、ある程度採算がとれると考えているとの答弁がありました。
続いて委員中から、いつまでに何をどうするのかということをはっきりと決めないと、岩国市にとって負担となるのではないかとの質疑があり、当局から、本事業の実証実験終了後に改めて費用対効果の検証をし、継続するかどうかの判断をしていきたいとの答弁がありました。
本件のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。
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