経済常任委員会委員長報告 

経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。

議案第126号 平成22年度岩国市一般会計補正予算(第2号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。

議案第133号 平成22年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第2号)
議案第134号 平成22年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第2号)
議案第135号 平成22年度岩国市市場(しじょう)事業特別会計補正予算(第2号)
議案第141号 岩国市企業誘致等促進条例の一部を改正する条例
議案第143号 訴訟の和解について
議案第144号 指定管理者の指定について
以上6議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。

それでは、審査の状況について御報告申し上げます。

議案第141号 岩国市企業誘致等促進条例の一部を改正する条例の審査におきまして、
委員中から、条例改正によって進出が予想される企業について質疑があり、
当局から、今回の条例改正は、岩国空港に関連した業種の企業誘致を目的の一つとしているが、今のところ、具体的に進出を希望している企業はない。本議案が可決されれば、周知期間をある程度設けようと考えており、今後、企業の進出や創業の
呼び水になればと考えているとの答弁がありました。
これを受けて委員中から、本市の経済状況が、長期間低迷している現状にかんがみると、空港に関するものだけではなく、全市的な対策が必要であるが、当局には、これについての努力が不足しているのではないかとの質疑があり、
当局から、本市経済の振興には常に努めているが、成果がなかなかあらわれていないということは、重々感じている。御指摘の点を踏まえて、商店街がにぎわい、
地場産業に活気があふれるよう、引き続き懸命な努力をしてまいりたいとの答弁がありました。
続いて委員中から、まちづくりに対する今後の具体的な対応について質疑があり、
当局から、総合計画、まちづくり実施計画などとの整合性をとりながら、本市の各部局が共通認識を持って、お互いに補完し合いながら進めてまいりたい。また、空港を整備する国からの協力も引き出しながら、戦略的に取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
これを受けて委員中から、単市での経済対策には限界があるため、基地を抱える本市の特殊性をしっかりと国に訴え、国と力を合わせて経済振興策を講じてほしい。
本市の発展のためには、今までの殻(から)を打ち破る考え方が必要であり、当局にはこれを期待しているとの意見がありました。

本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
 以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。




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