建設常任委員会委員長報告 

 建設常任委員会に付託されました事件について、
審査した結果を御報告いたします。
 
議案第126号 平成22年度岩国市一般会計補正予算(第2号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
議案第129号 平成22年度岩国市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第130号 平成22年度岩国市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第2号)
議案第131号 平成22年度岩国市特定地域生活排水処理事業
特別会計補正予算(第2号)
議案第132号 平成22年度岩国市平田梅が丘団地管理事業
特別会計補正予算(第2号)
議案第136号 平成22年度岩国市公共下水道事業特別会計
補正予算(第2号)
議案第137号 平成22年度岩国市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第138号 平成22年度岩国市工業用水道事業会計
補正予算(第1号)
議案第147号 市道路線の廃止について
議案第148号 市道路線の認定について
以上9議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。


それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第126号 平成22年度岩国市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会所管分の審査におきまして、総務費の道路橋りょう施設整備事業費に関し、委員中から、今回の道路改良工事の財源となっている特定防衛施設周辺整備調整交付金の性格について質疑があり、
当局から、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第9条に基づいて国が交付決定し、公共用の施設の整備について全市域が対象となる交付金である、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、交付金額に関して近年の傾向を踏まえた上で市当局の姿勢について質疑があり、
 当局から、交付金額は増加傾向にあるが、岩国市は基本的に国の安全保障政策に対し理解をし、協力もしてきている。
国からは特段の配慮があってしかるべきであり、安心・安全対策や地域振興等の実施に向けて
交付金及び補助金の確保に最大限の努力をしてまいりたい、との答弁がありました。

次に、総務費の愛宕山まちづくり基盤整備事業費に関し、
委員中から、県住宅供給公社から市が買い取る道路部分、減額補正後の土地単価3万600円と
既に売買が済んでいる福祉施設用地の単価4万8,400円とで約1万8,000円の差が生じている理由について質疑があり、
 当局から、
土地購入費として計上した道路部分が粗造成であるのに対して、福祉施設用地はインフラ整備後の土地として評価したために生じる価格差である、との答弁がありました。
 これを受けて委員中から、
県・市が道路等のインフラ整備をすることで、県民・市民の税金をもって公社所有地の単価を上げてしまうのはいかがなものか、との質疑があり、
当局から、平成19年11月に岩国医療センターの移転に合意した際、インフラ整備は県・市が行うと取り決められた、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、防衛省に売却する土地についても、県・市でインフラ整備をし、便宜供与を図っていくのではないか、との質疑があり、
当局から、あくまで4分の1のまちづくりにおけるインフラ整備の方針であり、国が買い取りの予算を計上している残りの4分の3については今後の協議の中で調整していく、との答弁がありました。

本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。

 以上で、建設常任委員会の審査報告を終わります。




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