経済常任委員会委員長報告 

経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。

議案第 2号 平成22年度岩国市一般会計補正予算(第5号)
議案第16号 平成23年度岩国市一般会計予算
以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、
可決すべきものと決しました。

議案第10号 平成22年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第3号)
議案第11号 平成22年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第3号)
議案第12号 平成22年度岩国市市場(しじょう)事業特別会計補正予算(第3号)
議案第14号 平成22年度岩国市交通事業会計補正予算(第1号)
議案第25号 平成23年度岩国市観光施設運営事業特別会計予算
議案第26号 平成23年度錦帯橋管理特別会計予算
議案第27号 平成23年度岩国市市場(しじょう)事業特別会計予算
議案第30号 平成23年度岩国市交通事業会計予算
議案第38号 岩国市サンライフ岩国条例の一部を改正する条例
議案第52号 指定管理者の指定について
以上10議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、可決すべきものと決しました。

それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第16号 平成23年度岩国市一般会計予算のうち、当委員会所管分の審査におきまして、農林水産業費の森林環境保全林道整備事業に関し、
委員中から、林道叶(かの)畑(はた)線(せん)開設事業の平米当たりの事業費単価が他の路線と比較して高額である理由について質疑があり、
当局から、事業は94%完了しているが、最後に橋梁(きょうりょう)をかける予定であるため、単価が上がることになったとの答弁がありました。
これを受けて委員中から、林道の開設に多額の予算を計上しているが、
既設(きせつ)林道の維持管理に、もっと予算をかけるべきではないかとの質疑があり、
当局から、平成21年7月に策定した岩国市農林業振興基本計画に沿って、
費用対効果はもちろんのこと、重要度や緊急度を勘案(かんあん)して、森林保全を目的とした
林道整備を行っているとの答弁がありました。

続いて委員中より、林道の整備だけではなく、次世代を担(にな)う林家(りんか)の育成に
取り組まなければ、将来にわたっての森林保全はできないのではないか
との質疑があり、
当局から、山を守るということは極(きわ)めて大きな問題であり、
一(いち)自治体(じちたい)だけでは解決が難しいが、国の大きな支援を得て、
連携をとりながら懸命(けんめい)な努力を続けてまいりたいとの答弁がありました。
次に、商工費の流通対策費に関し、
委員中から、2月23日に市長が米軍岩国基地を訪問し、
地元企業の受注機会の拡大を要望した際、司令官からは、
「米軍の入札制度についてのガイドブック作成に取り組むならば、
アドバイスなどの協力をすることは可能だ」との回答を得ている。
また、米軍用食材の地元調達に関しては、司令官の権限の範囲内で検討したい旨の
回答を得ているが、市としてガイドブック作成等のサポートができないか
との質疑があり、
当局から、入札制度のガイドブックとなると、
工事や物品などの入札が入ってくるため、市が総合的にかかわっていく必要がある
と考えている。また、米軍用食材については、今後調達の方法がわかれば
情報提供していきたいとの答弁がありました。
これを受けて委員中から、市の各部署が横の連携をとりながら、
しっかりと対策を講じていただきたい。それには固定観念にとらわれない
発想の転換が必要であり、ガイドブックの作成等についても
新しい発想を期待しているとの意見がありました。

本議案のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。

なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
 以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。





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