教育常任委員会委員長報告
教育民生常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
議案第 2号 平成22年度岩国市一般会計補正予算(第5号)
議案第16号 平成23年度岩国市一般会計予算
以上2議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと
決しました。
議案第 3号 平成22年度岩国市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第 4号 平成22年度岩国市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第 5号 平成22年度岩国市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第15号 平成22年度岩国市病院事業会計補正予算(第1号)
議案第18号 平成23年度岩国市後期高齢者医療特別会
計予算
議案第19号 平成23年度岩国市国民健康保険特別会計
予算
議案第20号 平成23年度岩国市介護保険特別会計予算
議案第33号 平成23年度岩国市病院事業会計予算
議案第34号 岩国市学校施設整備基金条例
議案第41号 岩国市運動施設条例の一部を改正する条例
以上10議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め、可決すべきものと決しました。
それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第16号 平成23年度岩国市一般会計予算のうち、当委員会所管分の審査におきまして、
総務費の学校施設等整備事業費に関し、
委員中から、3月11日に東北地方を中心に発生した大震災に関連して、当市の教育施設等の耐震化の進捗状況についての質疑があり、
当局から、学校施設については、今年度末で54%の耐震化率となる。また、来年度、すべての耐震第2次診断が終了予定であり、その結果を受けて、危険性の高い建物については、早期に耐震化工事を実施したい。市立幼稚園及び市立保育園についても、来年度、耐震第2次診断が終了する予定である、との答弁がありました。
次に民生費に関し、
委員中から、地域づくり支援事業の採択基準について質疑があり、
当局から、地域づくりの支援という趣旨に沿った事業を採択している、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、従来からの予算に組むべき事業と、地域づくり支援事業との違いがわかりにくいので、今後さらに検討してほしい、との意見がありました。
次に、民生費の地域福祉基金支援事業補助金に関し、
委員中から、この補助金の交付団体が固定化されているように見受けられるが、もっと幅広く他の団体にも交付できるようにすべきではないか、との質疑があり、
当局から、恒常的な補助金の支出は、適切ではないと考えている。広報等を精力的に行えば、申請する団体もふえていく可能性があるので、幅広く、公平に補助ができるような方法を検討していきたい、との答弁がありました。
次に、教育費の小学校施設整備費に関し、
委員中から、岩国市立学校配置計画を進めていく中で、具体的な配置案を示した上で地域住民と協議すべきではないか、との質疑があり、
当局から、学校の統合等を進めていく中で、地域の方を含めて協議していきたい、との答弁がありました。
また、委員中から、子供の安心・安全な教育環境を一刻も早く整備することが大事であるので、早急に地域住民との合意を形成し、耐震化等の学校整備の方向性を明確にしていただきたい、との意見がありました。
次に、教育費の読書活動活性化支援事業に関し、
委員中から、司書配置の必要性については、当局も十分認識しているはずだが、人数や配置校がふえない原因について質疑があり、
当局から、平成18年度から学校の耐震化が始まっており、限られた予算の中ではあるが努力している、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、学校の耐震化が終われば、司書の配置をふやしていくのか、との質疑があり、
当局から、図書の標準達成率から見ると、本もそろえていかなければいけない状況であるが、司書の配置についても、限られた財源を有効に利用してまいりたい、との答弁がありました。
本議案のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、教育民生常任委員会の審査報告を終わります。
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