経済常任委員会
経済常任委員会に付託されました事件について、審査した結果を御報告いたします。
認定第 24号 平成17年度岩国市一般会計歳入歳出決算の認定について
本件のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。
認定第 34号 平成17年度岩国市観光施設運営事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 35号 平成17年度錦帯橋管理特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 36号 平成17年度岩国市市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について
以上3件は、慎重審査の結果、認定すべきものと決しました。
議案第108号 平成18年度岩国市一般会計補正予算(第2号)
本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
議案第116号 平成18年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第2号)
議案第117号 平成18年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第2号)
議案第118号 平成18年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第130号 指定管理者の指定について
議案第131号 指定管理者の指定について
議案第132号 指定管理者の指定について
議案第133号 指定管理者の指定について
議案第134号 指定管理者の指定について
議案第135号 指定管理者の指定について
以上9議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。
それでは、審査の状況について御報告申し上げます。
議案第116号 平成18年度岩国市観光施設運営事業特別会計補正予算(第2号)の審査におきまして、委員中から、歳入の中の岩国城入場料や索道使用料等の使用料が、今回、減額補正となっているのは、観光客の減少が主な理由であると考えられるが、観光客数の現在の状況については、どのようになっているのか、との質疑があり、当局から、観光客数については、昨年と同程度で推移しているところである。このたびの予算の補正については、今年6月に岩国城ロープウエーの客車の扉が運転中に開くという事態が発生したことや、また、来年の1月末から3月上旬にかけて、ロープウエーのロープ交換が予定されており、この間、岩国城もあわせて休業となることから、これらに係る使用料の減額補正を行うものである、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、観光客数は昨年並みを維持しているとのことであるが、錦帯橋の架け替え効果があった時期等と比較すると、やはり相当減っているということは明らかであり、今後さらに観光客の増加を図るための取り組みが必要であると考えるが、どのように取り組んでいくのか、との質疑があり、当局から、錦帯橋の架け替え効果が薄れてきていることは十分認識しており、一層の観光客の増加を図るため、錦帯橋さくらまつりや錦帯橋もみじまつり等の新規のイベントを開催するなど、さまざまなものを取り入れてきたところである。また、市町村合併によって、観光資源が新たにふえたこともあり、観光宣伝隊を初めとしたPR活動を積極的に行って、引き続き、観光客誘致のために精力的に取り組んでまいりたい、との答弁がありました。
続いて委員中から、錦帯橋を中心とした観光における取り組みとして、今回、世界遺産への登録に向けた取り組みがなされているが、これまでの進捗状況は、どのようになっているのか、との質疑があり、当局から、先般、世界遺産暫定一覧表への掲載を目指し、文化庁に提案書を提出したところである。現在のところ、風致地区を中心に、1867年の町割り図を参考にしてエリアを設定しているが、来年度以降、委員会等を設けて、エリアの適否を初め、錦帯橋周辺をどのような形で残していくかということや歴史的な町並みを保存するための規制の内容についても、住民の方々と一緒にいろいろな検討をしていきたい、との答弁がありました。
これを受けて委員中から、今ある町並みを保存するためには、この三、四年以内に予算をつけて、城下町整備等を行うことが必要であると思われるが、どのように考えているのか、との質疑があり、 当局から、錦帯橋と岩国の町割りをセットに世界遺産の申請を行い、審査を受けているところであるが、岩国の町割りについては、相当広範囲にわたる整備が必要であり、これまでもいろいろな計画がつくられている。今後、まちづくり交付金等を視野に入れ、その計画の実現に向け、地域住民の方々の御理解を得ながら、最大限の努力をしてまいりたい、との答弁がありました。
本議案は、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。
なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。
以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。
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