平成21年12月定例会報告



平成21年第6回岩国市議会定例会が、11月30日から12月22日までの23日間の日程で行われました。
議会中に諮問1件、市長提出議案31件、議員提出議案5件が上程され、議員提出議案1件が否決された以外は慎重審議の上可決致しました。

○諮問(1件)・・・・・・・人権擁護委員の承認(可決)

○市長提出議案(31件)・・平成21年度の「一般会計補正予算」と「国民健康保険特別会計」ほか10事業の特別会計などの補正予算と、「岩国市良好な生活環境確保のための迷惑行為防止に関する条例」ほか条例11件及び3件の指定管理者の指定、その他4件。
   (全て可決)

○議員提出議案(5件)・・・ 1 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書(可決)
               2 所得税法第56条の廃止を求める意見書(否決)
               3 自衛官の増員を求める意見書(可決)
               4 国として直接地方の声を聞く仕組みを保障すること
                 を求める意見書(可決)
               5 天皇陛下の特例会見についての意見書(可決)


平成21年12月議会の主な議案を説明します。                    

1.平成21年度一般会計補正予算と特別会計補正予算の概要について

主に、給与改定及び職員の変動等に伴う人件費の調整、事業費の確定見込みによる諸経費の調整を行ったものです。
一般会計歳入については、当初考えられていた子育て応援特別手当交付金を取りやめ減額しています。新型インフルエンザ対策として、新たにワクチン接種実費負担軽減事業費の補助金を増額しています。
一般会計歳出について、主なものとして各費目において人件費の調整を行い、併せて事業の確定見込みによる調整を行っています。
総務費で衆議院議員選挙費を減額等、民生費では福祉医療費、保育園運営費、生活保護費の扶助費の追加などを行うとともに子育て応援特別手当を減額しています。
衛生費では、新規事業として新型インフルエンザワクチンの接種に係る優先接種対象者のうち、低所得者等の実費負担に対して助成する経費などが計上されました。
土木費では、岩国駅及び駅周辺整備事業における都市交通システム整備に係る事業費の追加がありました。
教育費では、中学校施設耐震化推進事業の事業費を減額しています。
以上の結果、補正額は7,410万7,000円の増額で、補正後の予算規模は
631億71万1,000円となりました。当初予算と比べて7.5パーセントの増となっています。
続いて、特別会計の補正予算についてですが、給与改定及び職員の変動等に伴い人件費の調整と事業費の確定見込みによる諸経費の調整などを9会計で行っています。

2.3件の指定管理者の指定について

(1) 由宇総合交流ターミナルの管理を行う指定管理者として、有限会社潮風を平成22年4月1日から平成27年3月31日まで指定するもの。
(2) 由宇運動施設(由宇文化スポーツセンター、由宇テニスコート及び由宇グラウンド)の管理を行う指定管理者として、特定非営利活動法人ゆうスポーツクラブを平成22年4月1日から平成27年3月31日まで指定するもの。
(3) 岩国市総合体育館、岩国市テニスコート、岩国市アーチェリー場、岩国市相撲場、岩国市屋内ゲートボール場、岩国市市民球場、岩国市営旭プール、岩国市営立石プール及び二鹿野外活動センターの管理を行う指定管理者として、美津濃株式会社を平成22年4月1日から平成25年3月31日まで指定するもの。

3.新たに条例を制定するもの、及び改定するもの12条例案について
  
新たに条例を制定するもの等、主なものについて報告します。
  
(1)岩国市良好な生活環境確保のための迷惑行為防止に関する条例
       これは、空き缶等のポイ捨てなどの迷惑行為を防止し、市民の良好な生活環境を確保するために制定するもの。

(2)岩国市行政組織条例
       複雑多様化する行政需要や住民ニーズに対し、迅速かつ適切に対応することができる効率的な体制を構築するため、現在の組織・機構を見直すことに伴い、条例の全部を改正するもの。

以上で報告を終わりますが、詳しくは委員長報告をご覧ください。


委員会審査報告書をご覧ください。

総務常任委員会 審査報告書
経済常任委員会 審査報告書
教育民生常任委員会 審査報告書
建設常任委員会 審査報告書